紀州漆器の紹介
〜紀州漆器〜
紀州漆器(黒江塗)は、和歌山県海南市の北西部「黒江地区」を中心に生産されています。会津塗(福島県)山中塗・輪島塗(石川県)などと共に全国三大産地の一つです。
漆器は、中国でおよそ4,000年前に食器として使われた記録があります。日本では、石器時代に矢じりの接着に漆が使われたものや、土器などに彩漆をほどこしたものなどが発見されています。
〜紀州漆器の製造工程〜
漆器にはいろいろな品種があり、また一般商品から美術品的なものまであり技術工程など千差万別です。
簡単な丸盆の例にとってみると、木材の乾燥から木地の工程、塗りの工程、加飾の工程をあわせると50〜70工程になり、乾燥日数を含めると出来上がるまでに約3ヶ月はかかります。
また、伝統漆器を作る場合、木地師、下地師・塗り師・蒔絵師というそれぞれ専門の仕事にわかれており、熟練には10年位かかります。
現在紀州漆器で伝統工芸師の称号所有者は9名ありますが、みんな30年40年漆器を作り続けている人々です。
木地師
木を削って、いろいろな形の盆や椀を作る人。
下地師
渋を刷毛塗りする。
または生漆と砥の粉を混ぜ合せた錆をへら付けする人。
塗り師
漆を刷毛やへらでひとつひとつ塗りつけていく人。
蒔絵師
塗りあがった漆器に絵や模様を筆で描く人。
沈金師
小刀で模様を彫って、金粉や金箔を貼り、加飾する人。
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